浮気男の特徴、見抜く方法とチェックリスト|西宮神戸尼崎の弁護士ブログ



浮気男の特徴、見抜く方法とチェックリスト



兵庫県西宮市のフェリーチェ法律事務所代表弁護士の後藤千絵です。離婚原因で常に上位を占めているのが異性関係(不倫や浮気)です。浮気性はなかなか改善が難しいため、交際中に見抜いて、お付き合いすべきかどうかを再考する必要があります。今回は浮気男の特徴、見抜く方法についてまとめ、チェックリストを掲載いたします。




目次

🌸浮気、不倫は離婚原因の5位

🌸不倫体質度のチェックポイント

🌸浮気男の特徴、見抜く方法

🌸浮気を防ぐ方法

🌸まとめ:浮気性を見抜いて対策を講じましょう



🌸浮気、不倫は離婚原因の5位

最高裁判所が開示している令和元年度司法統計のデータ※によれば、夫婦が離婚に至る原因は男女とも「性格の不一致」が第1位で、女性のみの申立て相談件数では17,242件となっています。

女性の2位は「生活費を渡さない」が12,943件、3位は「精神的に虐待する」が11,904件、4位に「暴力を振るう」が9,039件、5位に「異性関係」が6,800件と続いています。

※「婚姻関係事件数申立ての動機別申立人別全家庭裁判所」

https://www.courts.go.jp/app/files/toukei/274/011274.pdf

(注)申立ての動機は,申立人の言う動機のうち主なものを3個まで挙げる方法で調査重複集計。


いまや週刊誌やネットニュースで不倫の話題が出ない日はないくらい、不倫のニュースは日常化してきています。

不倫はそもそもリスキーなものであり、幸せな結婚生活を一瞬にして破壊する爆弾のようなものです。

不倫体質の男性というのは、いわばこの「爆弾魔」なのです。

ともかく早めに見抜いて、具体的な対策を講じる必要があります。



🌸不倫体質度のチェックポイント


では、早速ですが、あなたの彼の不倫体質度をチェックしてみましょう。


□女性の扱いに慣れている。

□夜や休日は飲んでいることが多い。

□料理や掃除などもそこそこやって、ものわかりがいい方である。

□根っからの女好きで、いわゆる石田純一タイプ。『肉食系』とも言われる

□SNSが大好きで、デート中でも熱心にスマホを見ている

□自己中心的でナルシストである。

□新しもの好きでいろいろなことに挑戦するが、長続きしない

□飽きっぽく、熱しやすく冷めやすいタイプである

□過去に長く交際が続いた女性がいない

□時間にルーズでだらしないところがある。デートの待ち合わせに遅れることもよくある。

□異性との距離感がやたら近いが、距離の詰め方が自然で警戒されない。

□寂しがりやで一人では過ごさず、いつも周囲に誰かいる。

□学生時代、全くモテなかった、若しくは、男子校であまり女性慣れしておらず、貴女が初めての彼女である。

□思い込みが激しく、一つのことに熱中するタイプである。


いかがでしょう、当てはまる項目はあったでしょうか?

複数チェックした人もいるかもしれません。

「学生時代、全くモテなかった、若しくは、男子校であまり女性慣れしておらず、あなたが初めての彼女である。」というチェック項目が意外に感じられた人がいるかもしれませんが、このタイプは「本気の不倫」をする可能性があるため、入れさせていただきました。 

前述のように、不倫体質の男性は、本気か遊びかにかかわらず、幸せな結婚生活を一瞬にして破壊する爆弾魔のようなものですから、事前に把握しておくことが重要です。



🌸浮気男の特徴、見抜く方法

浮気による修復不可能な関係の破綻は、誰にでも起こり得ることです。

浮気する側は、なんだかんだ言っても許してくれるだろうと安易に考えているところがありますので、放っておくと深刻な問題に発展する可能性が危惧されます。

それでは、不倫・浮気をする人の特徴を順番に解説していきます。

 

特徴① 飽きっぽい性格である

一般的に飽き性の人は、浮気をしやすい傾向にあります。

配偶者に飽きてしまい、配偶者以外の人との恋愛に刺激を求めるのです。

このタイプは好奇心旺盛・新しいもの好きで、最初は未知のものにはまって熱中しますが、そのうち慣れてきて飽きたらポイ捨てし、二度とかえりみない傾向があります。

男性は、いったん結婚すると「釣った魚には餌をやらない」とよく言いますが、飽きっぽい人はまさにこれです。

「熱しやすく冷めやすい」タイプとも言えます。

人生に刺激を求めるため、不倫に走りやすいのです。

飽きっぽいタイプは周りから見ていてもわかりやすいので、相手が「飽き性」だと判明したら、結婚する前にその人と結婚してもいいかどうか熟考した方が良いと思います。  

  

特徴② 時間にルーズでだらしない

浮気性の人は、得てしていい加減でだらしないことが多いです。

どこかで相手が許してくれるだろうと甘く考えているのです。

例えば、待ち合わせ時間に何十分も、ひどい時には何時間も平気で遅れて来たり、相手の都合を考えずに予定をドタキャンしたりします。

時間とは、誰にも平等に与えられていますが、一方で奪われた時間は決して戻ってきません。

時間にルーズな人は、相手の時間を奪っても平気な人だということです。

逆に言えば、時間に正確で、待ち合わせにも必ず少し前に来ているような人は、人として信頼できますし、浮気をする可能性は低いと言えるでしょう。


特徴③ 異性との距離感が近い

人間にはこれ以上近づかれたくないと感じる距離があり、一般的に「パーソナルスペース」と言われています。

パーソナルスペースを侵害されると、人は不快に感じたり警戒したりします。

ですが、話すときにさりげなく顔が近かったり、自然にボディタッチできる人がいます。

異性に警戒心を抱かせることなく、逆に親近感をもたせるタイプです。

このタイプは男女関係なくモテます。

このように男女関係なくモテて、違和感を与えることなく異性と親しくなれる人は、結婚してからも異性と恋愛関係になる機会が自然と増えます。

私の経験上、結婚後に異性と不倫関係に陥りやすい人は、なぜか異性との距離感を取るのが抜群にうまく、自然に距離を縮められる人が多いように思います。

異性との距離感が近い人は、その意味で要注意と言えます。

 

特徴④ 浮気に罪悪感が全くない

浮気をした本人は、浮気が悪いとは微塵も思っていません。

浮気に対する罪悪感がないため、性懲りもなく何度も浮気を繰り返します。

また周囲には、浮気肯定派の友人も多く、浮気を諫める人もいません。

パートナーがいても、普通に友人と一緒にナンパを続ける人もいます。

また、自分から浮気することはなくても、来る者は拒まずという人もいます。

見極めるのは難しいかもしれませんが、さりげなく友人たちとの会話を観察してみたり、結婚してからの恋愛観について率直に意見を聞いてみるのがよいかもしれません。


特徴⑤ 寂しがりや・依存体質である

寂しがりやの人は、寂しさを埋めるために、周囲の異性と浮気をすることがあります。

また、ストレスの発散のはけ口を周囲の異性との恋愛に求める「恋愛依存症」に陥っている人もいます。

仕事や家庭のストレスの解消の手段として、恋愛を求めているのです。

いわゆる「かまってちゃん」タイプも依存体質であり、精神的に自立しておらず、不倫に走りやすいと言えます。

このタイプは、カウンセリングなどによってストレスや寂しさの本当の原因を探り当て、取り除いてあげることが大切です。


特徴⑥ とにかく女性が大好き

いわゆる『女好き』『肉食』などと言われるタイプです。

積極的でエネルギッシュ、好みだと思った異性には果敢にアプローチし、狙った獲物を追い求めるハンターのような性格。

バイタリティがあり、けっしてあきらめません。

性欲が人一倍強い人もいます。

行動や服装も派手で、社会的に成功していたり、男女問わず人気があるなど、積極的で自信家です。浮気が面倒だと思わず、連絡がマメです。

女性が大好きでも、女性を心の底で馬鹿にしている人はモテません。

女性が大好きで、かつ女性を敬い、大切にする男性は、やはり女性が放っておきません。

男女問わず、何人も愛人をかかえている人もいて、配偶者は本当に苦労します。

      

特徴⑦ SNSを頻繁に利用する

浮気を繰り返している人は、SNSを頻繁に利用して常に浮気相手を探している傾向があります。

簡単に他人と繋がれますから、当然不倫の機会は増えるでしょう。

実際に私が依頼を受けた事件でも、浮気相手とはSNSを利用して知り合ったというケースがますます増えています。

これからはSNSを利用した不倫が増加することは明らかですので、携帯を常にチェックしている人には要注意です。

    

特徴⑧ 自己中心的・ナルシスト

浮気を繰り返す人の特徴は、浮気された相手の気持ちを考えず、とにかく自己中心的、自分がよければ良いという考えが根本にあります。

いわゆるナルシスト的な性格の持ち主も多いのです。

実際に浮気が発覚した場合でも、「自分は悪くない。自分にこのような行動をさせる相手が悪い。相手に魅力がないのが悪い」といった何とも身勝手な独自の理論を展開し、相手に責任をなすりつける人もよく見かけます。

常に自分が一番大事で、他人がどうなっても構わないという人には気をつけましょう。


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🌸浮気を防ぐ方法

では、パートナーが浮気性であったり、不倫に走りやすい体質だとわかったとして、浮気を未然に防ぐ方法はあるのでしょうか?

浮気を防ぐには、相手の言動を常に監視し、怪しいと思えば束縛を強くすればよいと思われる方もおられるかもしれません。

毎日の行動を逐一報告させたり、携帯を必ずチェックしたり、GPSをつけたり・・。

相手は自由に行動することはできなくなり、浮気することは不可能になると思えるかもしれません。

ですが、このような束縛は絶対に得策ではないと断言できます。

束縛を強くすればするほど、相手はその束縛から逃げ出したくなり、より一層、浮気相手のもとに走るからです。

むしろ、大して好きでもない軽い気持ちの浮気相手だった場合でも、障害が設けられたことにより、恋愛感情が一気に燃え上がることも。

どんなに監視しても、その気になれば、水面下で連絡を取り合う方法はいくらでもあるのです。

束縛をしすぎないことが大切です。

そんなこと言って、だったらどのように対処すればいいの?と思われるかもしれません。

正直申し上げると、浮気を完全に防ぐ方法はありません。

本気の不倫を防ぐ方法もありません。

ただし、工夫次第で、浮気や不倫をする可能性を低くすることはできます。

浮気症や不倫体質の相手の浮気を未然に防ぎ、幸せな家庭生活を送っている方は沢山いらっしゃいます。

その方法はというと、一度でも浮気をしたら別れると宣言すること。

これはかなりの効果があります。

ただ、この宣言は本気ですることが極めて重要です。

もし一度でも浮気したらこの人は本気で自分のもとを去って行くと肚の底から実感すると、相手を失いたくないがために、火遊びの浮気はやめたというケースが意外なほど多いのです。

逆に、それでも浮気するようならさっさと見切りをつけて次に行く方がよいでしょう。

バレたら許してくれる、と浮気をする側はどこかで思っています。

絶対に許さないと相手に伝えることが非常に大切なのです。

また、結婚前の約束として「異性とは二人きりでは絶対会わない」ことを誓い合うというのも効果的です。

不倫に至るにはきっかけがあります。

まったくそんなつもりはなく、二人で食事に行っただけのことが、その後の不倫関係の始まりになったりするのです。

「このくらいはいいか」と軽く考えての行動が、夫婦関係の破綻につながることがありますので、最初の芽を摘む約束をしておくのはとても有効な手段です。


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🌸まとめ:浮気性を見抜いて対策を講じましょう

   

配偶者の浮気ほど心を傷つけることはありません。

たった一回の浮気でも夫婦関係は簡単に破綻します。

たった一回で? と思われた方もいるかもしれませんがけっして大げさではありません。

たった一回だったとしても、長年培われた夫婦の信頼関係は一瞬で失われます。

不倫や浮気はすべてを失う恐れがある危険な火遊びなのです。

相手に裏切られた心の傷はずっと心に残っていて昇華せず、浮気された側の心を始終苦しめます。

100%信じていた配偶者が一度でも浮気すると、相手の信頼度は50%減になるのではなく一気に0%以下に下がってしまうのです。

信頼度0%以下の相手と結婚を続けていくのは辛いもの。

仲の良かった夫婦でも、浮気が発覚した途端に一転してギスギスした関係になることはけっして珍しくありません。

他方で、浮気をした相手に愛想をつかしているものの、子供がいるから別れられないというご夫婦もいらっしゃいます。

お子さんが自立するまでと仮面夫婦のような関係を続けておられますが、夫婦が正常に機能していない家庭環境ではお子さんたちにも良い影響は与えません。

意外に、お子さんたちもご両親の不仲を敏感に感じ取っていて、人知れず心を痛めているということもあるのです。

浮気による修復不可能な関係の破綻は、誰にでも起こり得ることです。

浮気する側は、なんだかんだ言っても許してくれるだろうと安易に考えているところがあります。

とにかく浮気性の配偶者を持つと本当に苦労します。

できれば結婚前に、結婚相手が浮気性や不倫体質ではないかを見抜いておきたいものです。