円満に離婚するには?心構えと準備とは|西宮神戸尼崎の弁護士ブログ

 

円満に離婚するためには?
心構えと準備の仕方とは


兵庫県西宮市のフェリーチェ法律事務所代表弁護士の後藤千絵です。離婚は非常に大きな労力がかかる場合が多いです。しかし中には円満に解決し、離婚後も友達のように付き合っている人たちもいらっしゃいます。一体どうしたら円満に離婚できるのでしょうか?その心構えや準備についてまとめてみました。



目次

🌸円満離婚とは?

🌸切り出し方がポイント

🌸相手の話をじっくり聞く

🌸話し合いで決めなくてはならないことは?

🌸話し合いと並行して準備しておくべきことは?

🌸まとめ:円満に離婚するためには時間をかけて話し合う準備を!


🌸円満離婚とは?

離婚は基本的には何らかのはっきりとした原因があり、感情的にこじれてぶつかりあい、その結果として別れることになる場合が多いものです。

しかし、中には円満に話し合いで離婚し、その後も友達のように付き合っている人たちもいます。

このようなケースを「円満離婚」と言います。

誰しも泥沼のようにこじれ、怒鳴り合いになり、離婚後は音信不通となるようなケースは望まないものです。

一度は愛し合い結婚したカップルですから、できれば円満に解決し、信頼関係を損なわないようにしたいと思っている方も多いでしょう。

離婚には主として、協議離婚、調停離婚、裁判離婚の3つがあります。

調停離婚、裁判離婚は話し合いが整わず家庭裁判所に申し立てを行って進んでいくケースですが、離婚全体の90%は協議離婚と言われています。

ほとんどの離婚は夫婦間の話し合いで解決しているのです。

しかし協議離婚もすべてがスムーズに解決しているわけではありません。

話し合いが上手く進まず、弁護士などの専門家が間に入り、多くの時間と労力とお金を費やし、ようやく解決するようなケースも多いのです。

それでは最もスムーズに、円満に離婚するためには一体どうしたらいいのでしょうか?



🌸切り出し方がポイント

円満離婚を目指す時に最も重要で難しいのは離婚を切り出すことです。

例えば別に好きな人ができたようなケースでも、そのまま伝えてしまえば円満に話し合うことは難しくなってしまいます。

その場合はその事実は告げずに「お互いにもっとふさわしい人がいるような気がする」「このまま続けて行くイメージが持てなくなった」などに言い換えるなど、相手の気持ちに配慮した言い方が望ましいです。

性格が合わない、何となく上手くいかない、というようなケースであれば、相手を責めるのではなく素直に自分の気持ちを伝えることが大切です。

そして相手の気持ちに寄り添って、どのようにソフトに伝えるかがカギと言えるでしょう。

ここで最も意識すべきは、切り出してすぐに結論を求めるのではなく、時間をかけて徐々に相手に納得してもらうスタンスで進める心構えを持つことです。



🌸相手の話をじっくり聞く

相手も同様に離婚を意識していれば話はスムーズに進みますが、そんなケースは稀です。

解決までには相当時間がかかることを覚悟するすべきです。

ともかく相手の話をじっくり聞く姿勢が大事です。

相手の立場に立ち、主張、意見をしっかり聞いて、その上で自分の気持ちや考えを冷静に淡々と述べていくという構えが必要なのです。

あなたが離婚を切り出すことで相手は動揺したり傷ついたりすることもあるでしょう。

それをケアして落ち着いて話し合うためには、時間をかけ回数を重ねる心の余裕が求められます。

焦って早く決着をつけようとするのは危険です。

人の心は徐々に変わって行くのです。

円満離婚においても、半年~1年くらいの時間をかけるつもりでじっくり臨むべきなのです。



🌸話し合いで決めなくてはならないことは?



1.財産分与

財産分与では、共有財産を半分づつ分けることが基本です。

現金、預金であれば問題ありませんが、株式やその他の金融商品、保険などに関しては話し合う必要があります。

不動産、車、大型家電などの扱いも決めなくてはならないので、一定の手間がかかるものです。

また、半分づつというのは基本的な考え方に過ぎず、夫婦間で合意すればどのように分けても構いません。

お金の問題はデリケートですので、相手に納得感がある決め方をするのが円満に離婚するポイントとも言えるでしょう。


2.子供の親権、面会

お子さんがいらっしゃる場合にはこの問題が最も深刻です。

妻側が親権を持つことになるケースが多いですが、互いが親権を主張する場合には話し合いが難航しがちです。

どちらが子供にとって幸せかをじっくり話し合い結論を出さねばならず、この問題も長い時間をかけ話し合うべき項目です。

離婚後の面会についてしっかりと取決めることで、相手方が納得するケースもありますので、離婚後の子供に対する接し方も合わせて話し合いましょう。


3.養育費、慰謝料

通常、特に大きな原因がなく円満に離婚するケースでは慰謝料は発生しない場合が多いです。

しかしこれも話し合いですので、一定の金額を負担することで相手が納得するのであれば視野に入れるべきでしょう。

養育費については生活に深刻な影響を与える項目ですので、しっかり金額や期間を決めておく必要があります。

養育費は一人親家庭の4分の1しか支払われていないというデータもありますので、特に慎重に考えておくべきです。



🌸話し合いと並行して準備しておくべきことは?

円満離婚を目指す中でも、いくつか平行して準備をしておく必要のある項目があります。


1.離婚に要する資金

離婚をすることになると、引っ越し費用や新たな家電・家具などの購入で一定の金額が必要です。

一般的には100万円程度は見込んでおくべきと言われていますので、この資金を頭に置いておく必要があります。


2.新たな住居

話し合いが進んで来たら、新たな住居をどうするかもあらかじめ決めておかなくてはなりません。

とりあえず実家に帰る選択もありますが、それが難しいようなら、物件のネットなどでの下調べや現地での下見など一定の労力をかけなくてはなりません。

急にバタバタしないよう早めにタッチしましょう。


3.仕事や学校などの生活環境

離婚後の仕事は最も重要な問題の一つです。

お子さんがいらっしゃる場合には、お子さんの状況に合わせて仕事を選ばなくてはならないケースもあります。

こちらも離婚の話し合いと並行して、進捗度合いに合わせて進めておきましょう。

また、転校が必要な場合には、離婚・別居の時期も考慮しなくてはならないケースもあります。

お子さんの気持ちや状況も加味しながら、しっかり考えて行きましょう。


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🌸まとめ:円満に離婚するためには時間をかけて話し合う準備を!

協議離婚は自分の感情や気持ちだけでは進みません。

相手との合意が必要だからです。

何度も話し合うことで、徐々にお互いの意見や主張がすり寄って、最終的に合意に至るのです。

そして合意したら必ず公正証書を作成しましょう。

これを省略し、口約束や当事者間での文書を交わすだけにすると、後々養育費の不払いなどの深刻な問題を抱える原因になりかねません。

その意味では円満な協議離婚を目指す場合でも、一度は弁護士などの専門家に意見を求めるのが得策と言えます。

多数の離婚案件に携わって来た弁護士であれば、円満な協議離婚を進めるにあたっての、有効なアドバイスが受けられますし、絶対外してはいけないポイントも教えてもらえるもの。

当事務所でもご相談を承っておりますので、お気軽にご連絡ください。